開発者について

近藤尭。昭和6年(1931年)3月21日、新潟県新井市生まれ(現在の妙高市)戦後の食糧難の中、優良な家畜の飼育のための飼料の研究に従事。「発酵」にこだわり続け、廃物の澱粉カスなどを利用した酵素配合飼料の開発に成功。これで飼育した家畜は高品質の折り紙つき、画期的な商品として好評を博した。以後、人間用の商品開発に乗り出す。

最大の支援者であった母親が「胃ガンであと数ヶ月の命」と宣告され、40代で他界してもおかしくなかった状態だったが、当時まだ開発途上の酵素原液を飲ませて約40年も延命させた。

善玉菌は休まない

微生物は大きく分類すると酸素を好む「好気性菌」と、そうでない「嫌気性菌」があり、放っておくと培養タンクの底と表面で分離したような環境になってしまいます。お互いが刺激し合い、善玉菌生成物を最大限引き出すためには毎日定期的にタンクの中を撹拌してあげる必要があるため、この作業には土日祭日や盆暮れのお休みはありません。ちなみに酵素原液を作る時には5つのグループの菌(乳酸菌・酵母菌・糸状菌・放線菌・土壌菌)、菌株ベースでは52種類の善玉菌を使用します。代表的なものとしては挙げると乳酸桿菌のL-アシドフィルス、乳酸球菌のL-ラクティス、連鎖球菌のS-サーモフィラスなどがあります。

酵素について

国内の健康産業界では発酵食品の事を指して「○○酵素」と称する習慣があります。

ただしその製品に消化酵素の「アミラーゼ」や「ペプシン」など特定の物質が含まれているかというとそうではありません。薬局やドラッグストアに置かれているいわゆる「消化酵素配合胃腸薬」とは違うのです。発酵食品としての「酵素」はその製造工程中に各種の善玉菌が分泌する微生物性酵素を総称して現在は呼んでいます。

酵素栄養学の研究者であるエドワード・ハウエル医学博士が酵素研究の集大成であるEnzyme Nutritionを発表された事で酵素量と寿命の関係が明確になりました。

これは生まれながらにして人間の酵素量(消化酵素・維持酵素)は決まっており、病気はなぜ出現するのか?寿命は酵素の潜在量に左右されるという驚くべきことが分かったのです。

これを基に現在、エンザイムWGは多くの医学博士や大学から注目されており、病気や寿命に役立てないか、またその維持酵素が何であるか研究解明を進めています。弊社において力を入れている分野のひとつです。

発酵食品の良い点